テスター
☆☆☆

それからテスターが2人の遺体を引きずっていく音が聞こえてきて、静寂が訪れた。


耳を済ませてみても、外になんの音も聞こえない。


「誰か助けて! ここにいるの! 誰か!!」


声がかれるほど叫んでも、あたしの声は届かない。


あたしは血にまみれた倉庫の中で絶望を感じていた。


まさかずっとこのままここに拘束され続けるなんてこと、ないよね?


床に広がる2人の血に、あたしは唾を飲み込んだ。


テスターはどうしてあたしだけ後回しにしたんだろう?


2人のことは殺してしまったのに。


「誰かー!!」


あたしの声はいつまでもむなしくこだまするのだった。
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