殺人感染
悲鳴
真夜中の部屋の中。


少女は違和感を覚えてベッドから置きだした。


大きな窓から月明かりが差し込んで少女の姿を浮かび上がらせている。


少女は自分の耳たぶに触れながら鏡の前まで移動した。


鏡の前に立ち、そっと耳たぶから手を離す。


そこには少女自身がみたことのない、小さなアザが浮かび上がっていたのだった……。
< 9 / 138 >

この作品をシェア

pagetop