死なないあたしの恋物語
「あ……」


「謝るとか苦手だしさ。でももうあんなことは言わないし、仲良くなれたいいなって思ってるし」


美鈴さんはだんだんと声を小さくしていき、最後には頬がほんのりと染まっていた。


あたしはそんな美鈴さんを見て自然と笑顔になっていた。


「もちろんだよ! あたしも2人と仲良くなりたい!」


「ほ、本当に?」


「本当だよ!」


自分たちが悪いことをしたという自覚がある2人は、少し疑うような視線をあたしへ向ける。


「それに化粧だってしてくれたしね」


そう言うと2人はようやく納得したように笑顔になった。


「じゃ、今度からは3人で洋人の応援しようよ」


雅子さんからの提案にあたしは目を輝かせた。


それってとても素敵な提案だ!


「ま、まぁ。あたしはそれでもかまわないわよ?」


美鈴さんは腕組みをして言う。


その様子にあたしは声をあげて笑ったのだった。
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