余命宣告された元姫は復讐を決意する~花言葉は口ほどにモノをいう~


「どう、して…、nightが…」

「やぁやぁ、お前が怪鬼のニキか」

他の奴らもnightの存在に気づいて、戦いをやめた。


nightの格好はいつも決まっている。

フード付きのロングコートにダメージTシャツ、カーゴパンツに、手袋。

ブーツ、そして腰にダメージが入ったラップスカートを巻いている。

深くフードを被り、更にマスクをして顔全体を隠している。

全てが黒く、見ればすぐにnightだと分かる。

「お、俺たちは悪くないだろ!?だってこいつらは…」

「まだ何も言ってねぇよ」

そう言って言葉を遮ると、大げさなくらい肩をビクつかせる怪鬼の幹部。

「さてさて、まずは…」
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