【完】嘘から始まる初恋ウェディング
「はい、今日はおしまい。
これ以上したら俺が歯止め利かなくなるから。」
「え……私は全然いいのに…」
口をへの字に曲げたまま、ぴんっとでこぴんがおでこを小突く。
「いいのに、じゃねぇって。 体辛いだろう。
まあ、俺の我慢が利かなくなったから、俺の責任でもあるか…。
つーか体綺麗に洗ってやるからこっちに来い」
それ以上の事は本当に何もしてこなかった。 ただ優しく私の体を洗ってくれた。
向けられるのは、出会ったばかりの頃とは違うちょっと乱暴な言葉たち。
それでも段々と愛しさは降り積もって行くばかり。 やっぱり白鳥さんは私が思っている以上に優しい人。
昨日はセフレでもいい。と言ってしまった。 けれど、白鳥さんは私をどう思っているの?
私の顔には「恋人になりたい」と書いてあったに違いないだろう。
重くて面倒くさい恋人関係は勘弁だって言っていた。 それでも抱かれたいと願ったのは私だ。
そしてそんな私に「自分の発言には責任を持て」と言った。