【完】嘘から始まる初恋ウェディング
そこで何か違和感を感じたんだ。 この視線は、何度かルナと一緒に居る時に感じた事がある。
視線というよりかは、気配だ。 まさか……この一連のストーカー事件の真相は…。
「男性は確かに苦手ですけど…!好きな人が居るのは真実です…!
だからこういったプレゼントは正直困ります…!
私、ほっくんの事は全然男の人としては見れないです!」
ふわりと笑っていたけれど、阿久津北斗がルナの手から受け取ったジュエリーブランドの紙袋は震えていた。 結構ルナははっきりと物事をいうタイプだと知ったのは、ごく最近だ。
「ルナ……そこまで言わなくても…」
「でも、レナちゃん。私好きな方でないと結婚はしたくない!」
「ルナの好きな人って一体誰よ?北斗に何の不満があるのよ?」
「それはレナちゃんには関係のない事だわ……」
「何でよ。ルナ、昔は何でも私に話してくれたじゃないの…。今まで秘密なんかなかったのに…。お互いに言いたい事を言ってきたのに
最近のルナ、どうかしているわ」
「そ、そ、それは…」