【完】嘘から始まる初恋ウェディング

「阿久津北斗が好きなら素直になりゃいいじゃん。」

「だって、今更…!北斗は私を恋愛対象としては見てないもの!
私はルナみたいに女の子らしくない…」

「~~~だから…ハァ…。
相手が自分の事を好きじゃなくたって、伝える事は出来るだろう。
回りくどいやり方なんかしないで、はっきりと本当の事を言ったら振られたってどうしたって今よりはすっきりするんじゃねぇの」

先程からため息が止まらない。 ディスクに叩きつけた手は真っ赤になっている。 真っ白な肌に、それは痛々しい。

好きな人の協力をしようと影で動いたり、こうやって涙を零せる女が女らしくないつー事ぁないだろう。

作った自分じゃなくって、素直な自分を相手に見せれば変わる事だってあるはずだ。
それでもなおも、下を向いてぶるぶると体を震わせながら言った。

「あんたの方こそ、何なのよ。人に偉そうな事をいっておいてルナの心を弄んでいるだけじゃない」

「は?」

泣いていたかと思えば気の強い眼差しを向けて、こちらを睨みつける。

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