棘甘王子に現行犯逮捕されちゃいました ゾルック 三人目



 あっ君の静かな声が、
 私の脳を誤作動させる。



 ――私のこと……

   好き……?





 なっ///


 なんてとんでもない妄想を
 しちゃったんだろう……

 私は///



 みんなから
 キャーキャー言われているあっ君が

 私なんかを好きなわけがないよ。





 恥ずかしい勘違いをしたせいで、
 顏だけじゃなく体中が熱い。




 後ろにいるあっ君が、
 どんな顔をしているか知りたくて

 振り向いて。
 見上げてみたけれど……



「僕の顔……見ないで///」


 恥ずかしそうに、
 口元を手で隠したあっ君。




 ひゃっ!


 なんであっ君まで、顔が赤いの?

 耳まで真っ赤だよ。



 私の体の熱も、さらに上昇しちゃったよ。


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