訳あり無表情少女と一途な幼馴染 〜裏の仕事〜
そんな日々が続く中、この前突然兄貴に呼ばれた

『何だよ』

兄貴は厳しい表情だ

『蓮、お前は…組の人間じゃない』
『…』

それだけで、兄貴の言いたい事が分かった
兄貴の鋭い視線から逸らす

『…んな事、分かってる』
『はぁ…。なら、栞と紫音に聞くのを止めろ』
『聞いてねぇよ』
『言葉には出さなくても、雰囲気や態度に出てんだろぉが』
『…』

分かってんだよ、そんな事
でも、いつも気丈に振る舞ってる栞がたまに疲れた様子で帰ってくると、心配になる
何があったって、どこか怪我してねぇかって…


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