訳あり無表情少女と一途な幼馴染 〜裏の仕事〜
暫くして、1曲だけでも長いダンスが終わった
隅にいる俺の元に2人が近寄り、あと数mって時だ
ケイが立ち止まり、栞の腕を掴み引き寄せる
見上げる栞の頰にケイが手を添え、俺に見せつける様に栞の唇の端にキスをした
一瞬の出来事で茫然とする
栞も目を瞬かせてケイを見てる
ケイは栞の肩を抱き、俺の元に来るとトンッと栞の背を押した
栞はそのまま俺の胸の中に収まる
ケイはニヤッと笑い

「今日はもういい、連れて帰れよ」
「…言われなくても」
「あ、帰るっつっても別邸にしとけよ?」
「…」

栞を連れて出入口へ

「え、ちょ…」

栞の戸惑う声を聞きつつ、会場を出る


< 36 / 61 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop