訳あり無表情少女と一途な幼馴染 〜裏の仕事part2〜
栞さんの周りに赤い電気の様なモノがピリッと走り

「あぁああああああ!!!!!」

栞さんを中心に赤い衝撃波が放たれる

「うわっ!?」
「何だぁ!?」

俺以外はふっ飛ばされて壁に激突し、動かなくなった
ビキッビキッビキッ!と部屋中にひびがっ…!
栞さんと俺を縛り付ける物が全て砂状に消え、椅子まで無くなりドンッと尻餅をつく
ズキッ!

「ぐっ…!」

体が悲鳴を上げるが、歯を食いしばって耐える
栞さんを見れば、座っていた状態から垂直に浮いてる

「しお…さん!」

俺の声が届いたのか
こっちに顔を向けて、宙に浮いたままフラ〜と目の前に来る

「!!」

真近で見て気付いた
栞の目や皮膚に、赤黒い…血管とは違う、歪な線が体全体に広がってる
< 25 / 76 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop