訳あり無表情少女と一途な幼馴染 〜裏の仕事part2〜
酒向と話を終え
向かうのは元々の、栞が使ってた部屋

「俺だ、入るぞ」
「…」

返事は無いが、ゆっくりと襖を開けて入る

「うっ…くっ…!はぁ、うぁ…」

聞いてるこっちが辛くなる、栞の苦しむ声
全身包帯だらけで、顔にもいくつものガーゼがある
僅かに見える肌には赤黒い、血管の様な…歪なモノが見える

「はぁっ…はぁっ…、ぅ…、く…っ」

布団を被ってても分かる位に痛みに耐えて震える体
栞が蓮の片手を両手でずっと握ってるから、爪が食い込んで今や蓮の手は傷だらけだ

「紫音は?」
「…タオルを替えに行ってる」

蓮の反対側に座り、栞の頭を撫でる
チラッと体を見ると、さっき変えたばかりの包帯に血がもう滲んでる
警察のトップが危険視する程の劇薬
しかも治癒能力がある栞ですら、この状態
本当に…、とんでもねぇ薬を作ってくれたもんだな


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