エリートな彼の好きな女 ~ウブな秘書は恋愛をしたくないのです~
…社長に話す?
社員に誤解されてます。って。
言ったら、『もうこうして会うのはやめよう』って言われてしまうだろうか。
誤解を招いてまで私と関わりたいとは思ってないんじゃないかな。
しばらく俯いて黙っている間、社長は何も言わずに私の言葉を待っていた。
歩くのはやめないで、思案する私を待っている。
社長に心配かけてちゃ元も子もないよ。
「……この間の…デート。 一部の社員に見られていました」
かなり頑張って言ったのに、社長はそれがどうしたって顔だ。
「私たちがお付き合いしてるんじゃないかって思ったみたいです。 その時にちゃんと否定しましたけど、誤解されていたんですよ」
ようやく理解したのか、彼は少し神妙な顔になる。
やっぱり、私なんかと噂されたら迷惑だよね。「今だって、こんなところ見られたら根も葉もない噂が広まるかもしれません。 そんなの、社長は迷惑でしょう?」
なんだか悲しいなぁ。
私、こんなこと言いたくなかった。
社長にとって迷惑。 それを本人の口からはっきりと聞きたくない。
社長から視線を逸らして自分のつま先を見つめる。
社長はなんと言うだろうか。もうプライベートでは会わないほうがいいなって言って帰ってしまうだろうか。
社員に誤解されてます。って。
言ったら、『もうこうして会うのはやめよう』って言われてしまうだろうか。
誤解を招いてまで私と関わりたいとは思ってないんじゃないかな。
しばらく俯いて黙っている間、社長は何も言わずに私の言葉を待っていた。
歩くのはやめないで、思案する私を待っている。
社長に心配かけてちゃ元も子もないよ。
「……この間の…デート。 一部の社員に見られていました」
かなり頑張って言ったのに、社長はそれがどうしたって顔だ。
「私たちがお付き合いしてるんじゃないかって思ったみたいです。 その時にちゃんと否定しましたけど、誤解されていたんですよ」
ようやく理解したのか、彼は少し神妙な顔になる。
やっぱり、私なんかと噂されたら迷惑だよね。「今だって、こんなところ見られたら根も葉もない噂が広まるかもしれません。 そんなの、社長は迷惑でしょう?」
なんだか悲しいなぁ。
私、こんなこと言いたくなかった。
社長にとって迷惑。 それを本人の口からはっきりと聞きたくない。
社長から視線を逸らして自分のつま先を見つめる。
社長はなんと言うだろうか。もうプライベートでは会わないほうがいいなって言って帰ってしまうだろうか。