秘密で子育てしていたら、エリート外科医が極上パパになりました
「ダニが4、ハウスダストは5だ……」

特に数値の高かったふたつを兄が呆然と読み上げる。

「5は、正直言ってかなり高い数値だ。気をつけて生活しないと」

涼晴は沈痛な面持ちでグラフに指を滑らせる。

「ネコ皮屑も4か……動物全般はしばらく飼わないほうがいいかもしれない。とくに、鳥なんかは羽毛が散って喘息の原因になるから気をつけて。布団にも、羽毛は使わない方がいい」

一度に検査できる項目数には上限がある、今回、鳥は含まれていなかったけれど、ネコにアレルギーがあるということは、動物全般に気をつけたほうがいいのだろう。

今は発症していなくても、これからなる可能性もある。

アレルギー体質であることは確実だから、気をつけて生活してほしいと小児科の医師にも言われた。

「とにかく、晴馬くんにとって喘息の原因となるものをこの家から減らしていくしかない。特に寝具は気を付けてくれ、こまめに乾燥機と掃除機をかけること、枕も綿よりパイプ素材がいい」

「わ、わかったわ」
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