秘密で子育てしていたら、エリート外科医が極上パパになりました
「どうせ俺もひとりだし、近所だし……あ、こんなオッサンと一緒に食事なんて嫌だって思ったなら、ちゃんと断ってね」

「と、とんでもない!!」

私は大慌てで手を横に振る。オッサンどころか、素敵なお兄さんだ。

あまりの格好よさに真正面から目を合わせるのがはばかられるくらいのイケメン。私のストライクゾーンど真ん中。

しかも、優しくて立派なお医者さんときている。

もしかしてモテる自覚がないのだろうか? 自分のことを本気でオッサンだと思ってる? だとしたら、とんでもない無自覚さんだ。

「その……涼晴さんさえよければ、一緒に食べてもらえるとうれしいんですが」

おずおずと彼を見上げて尋ねると、にっこりと笑い返してくれた。

「もちろん」

わぁぁぁっと心の中に花が咲き乱れる。涼晴さんとふたりきりで食事。お兄ちゃん抜きで。

私の胸はドキドキしすぎて、爆発してしまいそうだった。


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