愛しい君のわがままを
「俺、お前のことすげぇ好きだよ……」
まだ、18年しか生きてないけど。
今後これ以上の熱量で誰かを好きになることなんて想像できない。
そもそも自分が彼女を手放すことも考えられないわけで。
だからと言って、彼女が俺を捨てないとは限らないんだということを知ってしまった。
「だから、絶対置いてくなよな……」
情けないけれど、そうやって縋る以外の方法が今は分からない。
ただ、今はもうあの焦燥感を煽られる大人びた彼女の表情を見たくなくて。
ぎゅっと彼女の身体を抱きしめた。
「……それは、こっちのセリフです。」
背中に回っていた彼女の手が俺の腕を掴み、ぐっと力を入れて身体を離し、少し距離を取る。
至近距離で真っ直ぐに見つめられて、思わず息をのんだ。
まだ、18年しか生きてないけど。
今後これ以上の熱量で誰かを好きになることなんて想像できない。
そもそも自分が彼女を手放すことも考えられないわけで。
だからと言って、彼女が俺を捨てないとは限らないんだということを知ってしまった。
「だから、絶対置いてくなよな……」
情けないけれど、そうやって縋る以外の方法が今は分からない。
ただ、今はもうあの焦燥感を煽られる大人びた彼女の表情を見たくなくて。
ぎゅっと彼女の身体を抱きしめた。
「……それは、こっちのセリフです。」
背中に回っていた彼女の手が俺の腕を掴み、ぐっと力を入れて身体を離し、少し距離を取る。
至近距離で真っ直ぐに見つめられて、思わず息をのんだ。