帝王と私~Darkness~
「でも……足枷かぁ。
なんかエロいな……。
フフ…確かに縛られた弥生も、可愛いな~」
「え…?」
男が引いている。
「あ、でも…あんな汚ねぇ足枷はダメだな!
もっと可愛いヤツじゃないと……」
「なんだよ……コイツ…」
貴将は狂っている。
だから足枷をつけられた弥生を、どこかで可愛いと思っているのだ。
「とにかく、早く連れてきて!
それとも今すぐに、あんな風になりたい?」
とさっき痛め付けた男を指差す。
「ひっ…!わ、わかりました!すぐに連れてきます!」
「途中で逃げないように、羽山連れてって!」
男は羽山を連れて、一度廃工場を後にした。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
男と羽山が再び、廃工場に足枷男と糸島を連れて帰ってきた時、貴将は弥生を膝枕して頭を撫でていた。
男と羽山は、かなりびっくりしていた。
貴将の表情が穏やかで、優しかったから。
さっきまで、男の腕を折り、目を潰し、耳を切り落とした人間とは思えない、綺麗な…美しささえ感じる程の表情だったから。
「帝王様!遅くなりました!
連れてきました」
と羽山が声をかけると、
「わかった」
と言い、
「弥生…もう少しで終わるからね…。
待っててね…!
終わったら、いっぱい愛し合おうね……!」
と弥生の頬にキスをして、再び男達に向き直った。
そしてまた…どす黒いオーラに包まれて、この廃工場の中が圧迫された。
なんかエロいな……。
フフ…確かに縛られた弥生も、可愛いな~」
「え…?」
男が引いている。
「あ、でも…あんな汚ねぇ足枷はダメだな!
もっと可愛いヤツじゃないと……」
「なんだよ……コイツ…」
貴将は狂っている。
だから足枷をつけられた弥生を、どこかで可愛いと思っているのだ。
「とにかく、早く連れてきて!
それとも今すぐに、あんな風になりたい?」
とさっき痛め付けた男を指差す。
「ひっ…!わ、わかりました!すぐに連れてきます!」
「途中で逃げないように、羽山連れてって!」
男は羽山を連れて、一度廃工場を後にした。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
男と羽山が再び、廃工場に足枷男と糸島を連れて帰ってきた時、貴将は弥生を膝枕して頭を撫でていた。
男と羽山は、かなりびっくりしていた。
貴将の表情が穏やかで、優しかったから。
さっきまで、男の腕を折り、目を潰し、耳を切り落とした人間とは思えない、綺麗な…美しささえ感じる程の表情だったから。
「帝王様!遅くなりました!
連れてきました」
と羽山が声をかけると、
「わかった」
と言い、
「弥生…もう少しで終わるからね…。
待っててね…!
終わったら、いっぱい愛し合おうね……!」
と弥生の頬にキスをして、再び男達に向き直った。
そしてまた…どす黒いオーラに包まれて、この廃工場の中が圧迫された。