帝王と私~Darkness~
「帝王様……」
既に、糸島は恐ろしさで震えている。

「まずはお前からだ」
と男に近づき、先程痛め付けた男のように腕を折り、目を潰し、耳を切り落とした。
この男は腕を折った時点で、気を失った。
「もっと叫べよぉ。面白くねぇじゃん!
悲鳴が楽しいのに……!」
そして足枷男に向き直り、
「足枷の鍵は?」
「はい!これです!
あの俺は頼まれただけなので、これで━━━━
ぎゃぁぁぁ!!!」
「うるさい!早く死ね!」
と腕を折り、目を潰した。

そして、糸島に向き直った。
「お前は、特別に痛め付けてやる!
嬉しいだろ?この俺に痛め付けられるんだから」
「嫌……!ごめんなさい!謝りますから。一輝さんにも謝りますから!許して下さい!」

「んー。無理に決まってる。お前の顔見るだけで、また吐き気がしてきた。
でももう…吐く物ねぇから、胃液しかでねぇ……。
さぁ、どんな風に痛め付けられたい?
お好みは?
この帝王が望み通りに、痛め付けてあげるよ?」
「いや……お願い…」
「爪…剥ごうか?」
「え…?
ぎゃぁぁぁ!!!」
「まだ、一つしか剥げてないよ?
頑張れ!あと、19個!
18…17、16…………」
とカウントダウンをしながら、剥いでいく。
「スッゲー!全部剥げたぁ!
でも、爪がない手ってキモいな…」
「はぁはぁ…も……許して、くだ…さい…」
「はぁぁ?まだまだだよ?
次は、腕折りまーす!」
「きゃぁぁぁぁ!!!!」
「やっぱ女の腕ってほせーから、楽に折れる。
じゃあ…次は目でぇ、耳だな!」
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