クールな完璧先輩は推し活女子を溺愛する
「とにかく、5階まで登り切ってから考えよう……。うん、そうしないと、なんか今日は途中で遭難しそう……」

まるで何かの修行のように職員棟の階段を魅亜が一歩づつ歩いていたその頃、校長室に隣接する理事長室には3人の男の姿があった。

言わずと知れた、理事長と校長、そして菅原響一郎だった。

「いやあ、あの鳥飼魅亜という女子生徒はまさに【隠し天女】になるべくして我が校に入学してきたとしか思えない、逸材だな!」

理事長は日焼けした顔をほころばせながら終始、ご満悦であった。
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