クールな完璧先輩は推し活女子を溺愛する
「ひゃッ……!」

「やあ、鳥飼くん早かったね?人影が見えたから君だと思って開けてみたんだ……。うん?どうかしたのかい?」

ドアを開けてくれたのは言うまでもなく、理事長室と校長室を繋ぐドアから、すでに校長室に来ていた菅原響一郎だった。

「こ、こんばんは!菅原先輩!」

「え?ああ、うん。こんばんは」

響一郎は一瞬、不思議そうな顔をしたがふふっと笑うと魅亜に挨拶を返してくれた。

「また、ドアの前で呪文を唱えていたのかい?大丈夫だ。今日は校長も理事長もいないからね。そんなに緊張する必要はないよ」

響一郎はそう言うと柔らかく微笑んで魅亜を部屋へ招き入れた。
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