クールな完璧先輩は推し活女子を溺愛する
「2016年の博多駅前道路陥事故だね。奇跡的に死傷者が0人だった上にわずか1週間で復旧して、当時国内外のニュースで話題になったね。僕も覚えているよ。そうか……、特撮ドラマは子供番組でありながら、社会の未来や現状も描写しているんだね。うん。今度僕も見てみるよ。でも、鳥飼くん。前半部分は勘違いしているよ。僕が言ったのは、電車の乗り換えではなくて、スマホの乗り換えのことだよ」
神妙な顔をして、長々ととんちんかんな返事をする魅亜にも響一郎は動じない。
決して普通の中学生のようには、キレたり、悪態をついたりはしない。
自分が知らない知識や考えを持つ人間には、素直に尊敬の念を持って接する。
菅原響一郎とはそういう男子であった。
神妙な顔をして、長々ととんちんかんな返事をする魅亜にも響一郎は動じない。
決して普通の中学生のようには、キレたり、悪態をついたりはしない。
自分が知らない知識や考えを持つ人間には、素直に尊敬の念を持って接する。
菅原響一郎とはそういう男子であった。