クールな完璧先輩は推し活女子を溺愛する
「え!?そっちの乗り換えですか?ハァ……お母さんが『機械は単純なものが一番!シンプルイズベストで故障知らず!』って言って、なかなか買ってくれなかったんですがやっと説得して……」

魅亜はそう答えると恥ずかしそうにうつむく。

本当は通信費も高い上に最新機種はもっとダメ!と母からさらに念押しされたことは響一郎には言えない。

「なるほど!僕も鳥飼くんのお母様と同意見だよ!僕は動画はあまり見ないしね。ゲームも興味ないし、メッセージアプリで多人数と話すのも性に合わないし。本当は電話とメールが出来れば事足りるんだけどね!」

響一郎は朗らかに笑うと自分の水色のスマホをシャカシャカと振って見せた。

「はい!電話とメールでシンプルイズベストです!!まったく、何の問題もありません!副会長のおっしゃる通りです!!」
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