クールな完璧先輩は推し活女子を溺愛する
魅亜が頬を上気させて力強く賛同の意を表すると、響一郎は優しく微笑んだ。

「うん、ありがとう。でも、そんなに僕が生徒会の副会長だからって、特別に気を使わなくていいよ。同じ学校の高校生なんだからね。そうそう、僕のことは響一郎と名前で呼んでいいからね」

さあ、勉強を始めようか、と早速お手製の残念な表紙のレジュメを開く、響一郎。

しかしその時、魅亜はまたしても、まったく別のことを考えていた。

夢みたい……。あたし今、菅原先輩とフツーにお話してるよ……。し、しかも先輩のコト、下のな、名前で呼んでいいだなんて……。その上、日曜日にはご自宅ご訪問だよ!

うわぁー!何だか本当に彼女みたい……!
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