内緒の赤ちゃんごとエリート御曹司に最愛を刻まれました~極上シークレットベビー~
大雅が天沢ホテル側の人間だと知り、そうするしかなかったのだ。
「あの女は、きっと天沢ホテルに復讐をするつもりで大雅さんに近づいたのよ。そのために子供まで作るなんて、……恐ろしい人」
吐き捨てるように言う奈々美の言葉が、鋭い刃となって胸に突き刺さる。
なにも知らないくせに大和ことを口にするなと嫌悪感を覚えるが、祐奈が抱えているものの正体に、衝撃を受けすぎてなにも言うことができなかった。
「騙されていたなんて、大雅さん、かわいそう……」
奈々美がわざとらしく同情してみせた、その時。
「失礼します!」
ノックもせずに山城が入室した。そして足早にふたりのところへやってきて、机の上の調査資料に視線を移し、声をあげた。
「大泉さん、君、勝手に……!」
いつも冷静な山城らしくないその慌てた様子に、大雅はこの調査資料が、彼によるものだと悟る。
恐らくはそれを、奈々美が勝手に持ち出したのだろう。
「勝手にって、室長、私だって、大雅さんの秘書なんですよ。それなのにどうしておしえてくれなかったんですか⁉︎」
奈々美が山城にくってかかるように、反論する。
「大泉さん、君は……」
山城がなにか言おうとする。
だがそれを遮るように大雅は口を開いた。
「大泉さん、君には今日限りで私の秘書室を外れてもらう。とにかく部屋を出ていって。今すぐに」
苛立ちを隠すことなく言い放つと、奈々美が悔しそうに唇を噛んだ。
普段ならどんな社員に対しても絶対にしない言動だ。だが、もう一秒も同じ部屋にいるのは耐えられない。
今すぐに消えてほしい。
「あの女は、きっと天沢ホテルに復讐をするつもりで大雅さんに近づいたのよ。そのために子供まで作るなんて、……恐ろしい人」
吐き捨てるように言う奈々美の言葉が、鋭い刃となって胸に突き刺さる。
なにも知らないくせに大和ことを口にするなと嫌悪感を覚えるが、祐奈が抱えているものの正体に、衝撃を受けすぎてなにも言うことができなかった。
「騙されていたなんて、大雅さん、かわいそう……」
奈々美がわざとらしく同情してみせた、その時。
「失礼します!」
ノックもせずに山城が入室した。そして足早にふたりのところへやってきて、机の上の調査資料に視線を移し、声をあげた。
「大泉さん、君、勝手に……!」
いつも冷静な山城らしくないその慌てた様子に、大雅はこの調査資料が、彼によるものだと悟る。
恐らくはそれを、奈々美が勝手に持ち出したのだろう。
「勝手にって、室長、私だって、大雅さんの秘書なんですよ。それなのにどうしておしえてくれなかったんですか⁉︎」
奈々美が山城にくってかかるように、反論する。
「大泉さん、君は……」
山城がなにか言おうとする。
だがそれを遮るように大雅は口を開いた。
「大泉さん、君には今日限りで私の秘書室を外れてもらう。とにかく部屋を出ていって。今すぐに」
苛立ちを隠すことなく言い放つと、奈々美が悔しそうに唇を噛んだ。
普段ならどんな社員に対しても絶対にしない言動だ。だが、もう一秒も同じ部屋にいるのは耐えられない。
今すぐに消えてほしい。