身ごもりましたが、結婚できません~御曹司との甘すぎる懐妊事情~
飲んでも見た目の変化はないが、実はすぐに酔いが回る体質。

それを見抜いた柊吾は厳しい声で凛音に言い聞かせた。

『顔に出ないのは男がつけいる隙になる。俺がいない席での酒は厳禁。飲みたかったら俺がいつでも付き合うし、いくらでもうまい酒を教えてやる。わかったな』
 
柊吾は厳しい声でそう言うと、再び凛音の唇を塞いだ。

ドラマのワンシーンのような状況に自分がいることが、凛音には信じられなかった。

『これからもこうして酒の味を教えてやるから、それで我慢しろ』
 
熱を宿した目で見つめられ、凛音は反射的にうなずいた。

柊吾はその日以来機会あるごとに口移しで凛音に酒を飲ませては濃密なキスを繰り返した。

そんな甘い時間が積み重なれば、凛音が柊吾に囚われるのはあっという間だ。

柊吾への恋心は膨らみ、連絡先を交換してから一ヶ月も経たないうちに柊吾に抱かれる日々が始まった。

恋愛経験のない凛音にとってはなにもかもが初めて。

それまで知らなかった痛みや快感を知り、ますます柊吾から離れられなくなった。

柊吾はまるで凛音を唯一愛する恋人のように抱いては凛音の全身をとろとろに溶かしていく。



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