幼馴染みは、溺愛執事!?
それからは、その事実を隠蔽することに、伊集院家は大忙しだった。

1人娘の心愛。

貴重な切り札(カード)が傷物になるなど、あってはならないことだった。

一連の出来事で感情を失った心愛は、今も『愛しい』『悲しい』『嬉しい』という感情がない。

頭では理解できるが、本当に感じることはない。

医者は言った。

『本当に愛しいと感じる人に出会ったとき、お嬢様は変わるのではないでしょうか』

それを聞いたとき、それが俺であることを、願わずにはいられなかった。
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