FUZZY
いくつか料理が運ばれてきた。お酒におつまみは必須だから枝豆とスライストマトとやきとりのハート(塩)、ぼんじりを頼んだ。
男子大学生だからきっと沢山たべるはず。だからメニュー表は碧生くんに任せることに。好きな時に好きな物を頼んでもらうシステムだ。お金なら私が払う。
「今日、いい人いましたか?」
話題は本日の婚活パーティーについて。
侑芽に影響され意気込んで参加したものの、いい人と呼べる人はいなかった。私の目がおかしいのか?って若干心配したけれど、多分あそこにいた人は私とは合わない。
「参加した男の人には失礼だけど、ぜんぜんだったなぁ。ピンとくる人には出会えなかった」
「へえ、そうなんだ」
「ちゃんとした婚活パーティーなんだろうけど私には向いてないかも。全く知らない人を一から知るのってこの歳になると結構きつくて」
ビールを流し込む。ついでに枝豆も。
「じゃあ、あの中では俺が一番有力候補ってわけだ」
「うん、まぁね………………ん?有力候補?」
「そうだよ」
「な、な、なななんで?!」
「だって俺知ってるもん、理乃さんのこと」
「そりゃ顔見知りだけど」
「それだけじゃなくて、もっと知ってることあるでしょ?俺は覚えてるよ?ココにほくろが二つ並んでることとか」
そう言って自分の胸の谷間らへんを指さす。
……たしかに、ある。そこにほくろ二つ並んでる!!私的には一つだったらまだしも二つ並んでいるということにコンプレックスみたいなものを感じていて。
でも碧生くんは、
ーーー『なんかこれエロいね、キスしてもいい?』
って言いながら何度もキスをしてた。