FUZZY






「本来なら止めるべきなんだろうけど、そこら辺は理乃の自由だから。でも間違いなくセフレにうつつ抜かしてたら婚期逃すから!!これだけは言っとく」

「……はい」

「はあ」

「……侑芽、」

「やっぱり大学生って若いし元気なの?下の方は。休ませてくれなさそうだし激しそう」

「侑芽さん??」

「ちょっと羨ましかったりする。私もしばらくご無沙汰だしさ。うわ〜〜ん」


侑芽、情緒、情緒。


そのすぐ後に侑芽は上司に呼ばれて行ってしまってひとり残された私はカフェラテの波を見つめながら考える。

あー…セフレ、セフレかぁ、セフレだよねぇ。

元気な大学生の性欲処理。




「だめだ、このままじゃよくない」


今度もし誘われたらちゃんと断ろう。

もう会えないって。

もうエッチできないって。

ゆらり揺れるカフェラテを飲み干して決心した私であった。


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