FUZZY




それから侑芽と解散後に碧生くんと会う約束をしてその場をあとにした。

イケメンコンテストを最後まで見れなかったのは少々心残りではあるけれどお腹も空いていたし、ここは若者に譲ってちょっと早めの夜ご飯ってことでお店に向かうことにした。









「碧生くんから告白されるじゃん?なんて返事すんのー?」

「告白、なのかな。でも流れ的にはそうなるよね。うーん、返事か、……私も同じ気持ちだよって伝えたい」

「好きなんだ?」

「……うん、」


恋をしたのは久しぶりだから、この気持ちが恋として正しいのかはわからないけど。

碧生くんに理乃さんって呼ばれると体が熱くなってもっと呼んでほしいなぁって思うし、ふとした時に思い出すのは彼の笑った顔だし、かわいいって言われるとたまらなく嬉しいし。

それにさっきのイケメンコンテストで感じたのはいつの間にか芽生えた独占欲。こんなの好きじゃなかったら感じないもん。


「だとしたら、弘実が泣くね」


侑芽はワインを一口飲んで笑う。


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