LOVEPAIN⑥


「マネージャーさんも分かってる。

分かってて、広子ちゃんを俺に送らせている」



「そうですよね…」




先程、佐藤雲雀に対して怒ってくれた成瀬は、

もしかしたらまだ私を、と期待させた



なのに今度は、
秋原慎太郎に抱かれて来いと、

そうやって私を送り出す



成瀬の気持ちが分からなくて、

胸が掻き乱される




「べつに断ったって構わないよ。
俺、そんな事で意地悪したり圧力掛けたりしないし。

マネージャーの彼も、
その辺りは広子ちゃんに委ねてんでしょ?」




断っても、構わない


秋原慎太郎はそう言うが



成瀬は、私にどうして欲しいと思っているのだろうか?



私に、断って欲しいのか、

そうじゃないのか




今日は振り回されたみたいに、

成瀬の私に対する気持ちを、
ずっと考えてしまう


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