LOVEPAIN⑥


「もし、断ったとして。

でも、成瀬さんに対しては、
私は秋原さんに抱かれたって事にしていいですか?」



「なんで?」




なんでって……



私は抱かれなくていいのならば、

秋原慎太郎に抱かれたくはない



そりゃあ、いい男だと思うけど


ただ、好きな気持ちも全くなれけば、

なんとなく、秋原慎太郎は怖い



その、裏表が有りそうで何を考えてるのかが分からない感じが




もし、成瀬は私がそれを断ったとなると、

どう思うのかが想像つかない



ほんの少しでも、

まだ私に気持ちが残っているのならば……




私が断り、
ホッと安心するのか




それとも、もう私に気持ちなんてないから、

その任務を拒否した私にがっかりとするのか




ただ、私が断った事にホッとした場合にでも、

それを断った私に対して困るのではないだろうか?




成瀬が秋原慎太郎の
要望を呑んだ理由は……




多分、私がこの人と関係を持ったら、

さらに、秋原慎太郎は私の事を色々と話して売り込んでくれるかもしれない



なのでその逆に、
私に興味を無くしたら、

秋原慎太郎は私の事なんて電波に乗せて話さなくなる




と言うか、そもそも




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