LOVEPAIN⑥
ナツキは私を抱き上げて寝室のベッドへと連れて行った。


シャワーを浴びたいとかそんな言葉を言う隙を与えられないうちに、
それが始まる。


私の衣服の殆どを脱がせると、
ナツキは掛けていた黒縁のメガネを枕元へと置き、
露になっている私の胸元に顔を埋めている。


なんとなく、私は気持ちが乗らないまま、ナツキではなく天井を見ていた。


今日のナツキとのセックスも、いつもと変わらず進んでいたけど。


「このローション店の奴に貰ったんだけど、凄く気持ちよくなれるみたい。
クリスマスだし使ってみよっか」


そう言って、ナツキは私の体にそれを入れていた。


いまいち私の体も反応してなかったし、
ちょうど良かったのかもしれない。


私は変わらず天井を見ながら、クリスマスか、と呆然と思っていた。



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