LOVEPAIN⑥
「そう言えば、先生がこないだうちのマンションの近くで広子を見たって。
知られたかも、って言ってた。
ほら、広子が忘年会に行ってた夜」
ナツキのその先生と言う言葉に、一瞬考えたが、
白衣を着たあの人が浮かんだ。
榊原先生…。
「ナツキと榊原先生、プライベートでも仲良かったんだね?
友達だったんだ」
その言葉に、ナツキはそんな訳ないでしょ、と言うように笑った。
「そうそう。その時に、先生から聞いた。
先生から広子に病院を移ってくれるようにお願いしたって。
広子、その時聞いたでしょ?
先生の気持ち」
榊原先生の、気持ち。
榊原先生は患者として以上にナツキを思っている。
それをナツキは、以前から既に知っていたんだ。
そして、ナツキと榊原先生は…。
「先生とは、広子が思っているような関係」
あ、でも、とナツキは言葉を続けた。
「先生は結婚して子供もいる。
先生は男性と同じように女性も愛せる人だから。
俺は男を愛する事はないけど」
「なら…」
なら、一体二人の関係はなんなのだろう。
「時々…。
いや、ここ2~3年は全く会って無かったんだけど、
俺が精神的に辛くなった時に慰めて貰ってる。
簡単に言うと、抱かれてる」
「抱かれてるって…」
男性であるナツキから聞くその言葉は、なんとなく不自然な感じがする。
「最後迄はヤッてないけど。
でも、口でイかせて貰ってるから、
俺的にヤッてんのとあんま変わらないか。
同じ男だからよく分かってるのか、
下手な女にされるより、気持ちいいから」
そう言って笑っているナツキに、
狂気を感じた。
もうこの人に、関わらない方がいいのでは?と頭を掠める。
ナツキの段々とそうやって壊れて行く姿を見ていて、
もうこれ以上、と思う。
私さえ、ナツキの側に居なければ、
ナツキはまた自分を取り戻せるような気がする。
知られたかも、って言ってた。
ほら、広子が忘年会に行ってた夜」
ナツキのその先生と言う言葉に、一瞬考えたが、
白衣を着たあの人が浮かんだ。
榊原先生…。
「ナツキと榊原先生、プライベートでも仲良かったんだね?
友達だったんだ」
その言葉に、ナツキはそんな訳ないでしょ、と言うように笑った。
「そうそう。その時に、先生から聞いた。
先生から広子に病院を移ってくれるようにお願いしたって。
広子、その時聞いたでしょ?
先生の気持ち」
榊原先生の、気持ち。
榊原先生は患者として以上にナツキを思っている。
それをナツキは、以前から既に知っていたんだ。
そして、ナツキと榊原先生は…。
「先生とは、広子が思っているような関係」
あ、でも、とナツキは言葉を続けた。
「先生は結婚して子供もいる。
先生は男性と同じように女性も愛せる人だから。
俺は男を愛する事はないけど」
「なら…」
なら、一体二人の関係はなんなのだろう。
「時々…。
いや、ここ2~3年は全く会って無かったんだけど、
俺が精神的に辛くなった時に慰めて貰ってる。
簡単に言うと、抱かれてる」
「抱かれてるって…」
男性であるナツキから聞くその言葉は、なんとなく不自然な感じがする。
「最後迄はヤッてないけど。
でも、口でイかせて貰ってるから、
俺的にヤッてんのとあんま変わらないか。
同じ男だからよく分かってるのか、
下手な女にされるより、気持ちいいから」
そう言って笑っているナツキに、
狂気を感じた。
もうこの人に、関わらない方がいいのでは?と頭を掠める。
ナツキの段々とそうやって壊れて行く姿を見ていて、
もうこれ以上、と思う。
私さえ、ナツキの側に居なければ、
ナツキはまた自分を取り戻せるような気がする。