Re:START! ~君のバンドに、入ります~
それに本当にどうして、私なんかをそんなにバンドに入れたいのだろう。
そんなことを考えながら、私は響斗くんに向けてぎこちなく笑った。
*
放課後、いつも一緒に帰っている沙菜ちんに、「用事があるから今日は一緒に帰れないんだー」と言って、私はひとりでこっそり旧校舎に入った。
旧校舎内は全然人気がなくて、廊下はしんとしていた。
――第二音楽室って、どこなんだろう。
全然わからなかったけれど、音楽室なら一階にはなさそうだから、とりあえず階段を上がる私。
すると、かすかにだけど何かの音が聞こえてきた。
耳をひそめながら、階段を登る。
すると、音が段々大きくなってきた。
あの音はギターと……ベースって言うんだっけ?
よく知らないけれど、そんな感じの音に聞こえた。
第二音楽室は、二階の一番端っこにあるようだった。
階段を上がりきり、廊下を進んでいくとどんどん音が近くなってくる。
誰かが何かを演奏しているような音だった。
そして私ははっとする。
この曲……。STAR STARTの「RE:START」だ!
そんなことを考えながら、私は響斗くんに向けてぎこちなく笑った。
*
放課後、いつも一緒に帰っている沙菜ちんに、「用事があるから今日は一緒に帰れないんだー」と言って、私はひとりでこっそり旧校舎に入った。
旧校舎内は全然人気がなくて、廊下はしんとしていた。
――第二音楽室って、どこなんだろう。
全然わからなかったけれど、音楽室なら一階にはなさそうだから、とりあえず階段を上がる私。
すると、かすかにだけど何かの音が聞こえてきた。
耳をひそめながら、階段を登る。
すると、音が段々大きくなってきた。
あの音はギターと……ベースって言うんだっけ?
よく知らないけれど、そんな感じの音に聞こえた。
第二音楽室は、二階の一番端っこにあるようだった。
階段を上がりきり、廊下を進んでいくとどんどん音が近くなってくる。
誰かが何かを演奏しているような音だった。
そして私ははっとする。
この曲……。STAR STARTの「RE:START」だ!