Re:START! ~君のバンドに、入ります~
それに気づいた私は、自然と駆け足になって、第二音楽室へと向かう。
大好きな曲を演奏している人がいると思ったら、はやる気持ちを抑えられなかった。
音楽室の前にたどり着いた私は、防音性の分厚くて重い扉をゆっくりと開ける。
すると、目の前に広がっていた光景に釘付けになってしまった。
律くんが大きなギターを抱えて、神業のような早い手さばきで、弦を弾いている。
律くんと向かい合わせに立っている響斗くんが演奏しているのは、たぶんベースだろう。
バンドのことはよく知らないけれど、ギター、ベース、ドラム、ボーカルの四人編成が多いということくらいは知っている。
ドラムを演奏している人はいなかったけれど、音は流れていた。
ふたりから少し離れたところにある机の上には、開いたノートパソコンが置かれていた。
パソコンからドラムの音が流れているのかな、と私は思った。
そして、彼らが演奏している曲は。
さっき思った通り、「RE:START」だった。
もちろん、そのことにはさっき気づいた時点で驚いていた。
大好きな曲を演奏している人がいると思ったら、はやる気持ちを抑えられなかった。
音楽室の前にたどり着いた私は、防音性の分厚くて重い扉をゆっくりと開ける。
すると、目の前に広がっていた光景に釘付けになってしまった。
律くんが大きなギターを抱えて、神業のような早い手さばきで、弦を弾いている。
律くんと向かい合わせに立っている響斗くんが演奏しているのは、たぶんベースだろう。
バンドのことはよく知らないけれど、ギター、ベース、ドラム、ボーカルの四人編成が多いということくらいは知っている。
ドラムを演奏している人はいなかったけれど、音は流れていた。
ふたりから少し離れたところにある机の上には、開いたノートパソコンが置かれていた。
パソコンからドラムの音が流れているのかな、と私は思った。
そして、彼らが演奏している曲は。
さっき思った通り、「RE:START」だった。
もちろん、そのことにはさっき気づいた時点で驚いていた。