Re:START! ~君のバンドに、入ります~
 演奏は確かにそっくりだったけれど、すごく練習すればあそこまで上手になる可能性だってあるろう。

 そう思った私だったけど、響斗くんは口の端を上げて意味深に微笑んで、こう言った。


「まあ、そっくりなはずだよ。だって、俺たちだからね」

「お前、一回演奏聞いただけでそう思うなんてすごいな。やっぱり音楽やる才能、あるんじゃね?」


 律くんも感心したように言う。

 ――え。

 『だって、俺たちだからね』って。

 響斗くん、今そう言ったよね!?


「ま、ま、ま、まさか!? 本当にふたりが……!?」

「うん。俺たちがSTAR STARTなんだ」


 その言葉を聞いて、一瞬で頭が真っ白になる。理解が追い付かなくて。

 ふたりがSTAR START!?

 私と一緒のクラスで、いつも一緒に授業を受けていた、律くんと響斗くんが!?


「ええええええええええ!」


 そう理解した瞬間、思わず絶叫してしまった。

 第二音楽室中に、私の声が響き渡るくらいの大声になってしまった。


「おっ、今の声いいじゃん。普段は小さい声のくせに、昨日の歌声もよかったよな」


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