空の色

新たなスタート

次の日

コンコン...
瀬野先生「よし、準備できたか?」

なみ「うん。」

瀬野先生「じゃぁ、行こうか。」

お世話になった、看護師さんとも挨拶して、そこに大輔もいた。

大輔「よかったな。退院できて!それでもちゃんと定期検診には、来ること、具合悪かったら連絡すること!ってまぁ、瀬野先生がいたら大丈夫か!!」
少し寂しそうな顔で私たちを見送った。

病院の外に出ると

なみ「ふー。やっと退院できたーーー!!」
と言いながら、空を見上げた。少し曇っていて、雨が降りそうだった。

瀬野先生「よし、雨が降る前に帰ろうか。」

そう言って私たちは職員専用駐車場から、車に乗った。

医者が乗ってそうな高級車がそこにあり、私は助手席に乗った。

なみ「瀬野先生の家、久々だなー、、、毎日診察するの、、、、?」

瀬野先生「俺がいるときはするけど?まぁ、当直でいない時もあるけど、そのときは、体調悪くなったら連絡するんだぞ。」

なみ「はいはい、、、」
全く心配性だな....

そんな話をしていると、瀬野先生の家に着いた。

高層階マンションの最上階。

なみ「おじゃましまーす。」
久々だなぁ、、、
瀬野先生「いつも通り好きに使って、なみの部屋はここね。知ってると思うけど。」

私は自分の部屋に荷物を置いて、リビングに行った。

瀬野先生「今日の夜は、スペシャルゲストが来るから、一緒に夕飯だべような!」

なみ「スペシャルゲスト、、、?」

瀬野先生「まぁ、まぁ、おたのしみ!」

クシャって笑う顔が可愛くて、見惚れてしまった。



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