空の色

注意事項

移植から1週間が経った。

たくさんの機械に繋がれてた私は点滴と心電図のみになり少し身軽になった。

私は胸に手を当てた。

なみ「ありがとう、、、心臓をくれた人...私頑張って生きるね....。」

と、小さくつぶやいた。

コンコン、、
なみ「はーい?」

「なみ!!本当に遅くなった、、、ごめん!!よかった!!本当によかった!!!」

とお父さんとお兄ちゃんだった。

怜「なみーーーー!!大丈夫か?ちょっと聴診させて?」

なみ「やだ。」

怜「はぁ、、、、少しだけ?な?心配なんだよ、、、俺は。。。」

父「瀬野先生に任せてるんだから、それくらいにしておきなさい。」

怜「はぁ、はいはい。」

なみ「お父さんも、お兄ちゃんも、仕事は大丈夫なの?」

父「ああ、でもすぐ戻らないといけないんだ。今日は、このままなみが順調に回復したら、1ヶ月後の退院に向けて瀬野先生と話がしたくてね、、、」

怜「父さんは、瀬野先生信頼しすぎ!!」

父「瀬野先生から全部聞いてるよ。退院したら瀬野先生と一緒に住みなさい。家を用意しようと言ったんだが、瀬野先生のマンションも部屋が余ってるようなので、そのマンションで暮らしなさい。食べ物にも気をつけること。わかったか?もし、それがうまくいかないようであれば、アメリカで暮らすこと。わかったかな?」

なみ「はい。。。」

父「もう疲れただろ、私たちはもう行くから、少し眠りなさい。」
と言って、頭を撫でてお兄ちゃんと病室を出て行った。
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