蒼春
7年後…
乃蒼side
-ピピピピピ…カチッ
『ふぁ~。朝か…。』
カーテンを開けるとまぶしい太陽の光と雲一つない青空が顔を覗かせる。
『さっ。入学式の準備、しますか。』
私の名前は鈴木乃蒼。
身長は160センチぐらいで、ちょっと癖っ毛の茶髪のロングヘアだ。今日から高校生になる。
「おーい。朝食出来たってよー。降りてこーい。」
一階から声がした。
『はーい。いま行くー。』
今のは兄の蓮。
1歳年上の高校2年生で、私がこれから通う高校に通っている。身長は180センチで、男子バレーボール部に所属している。
髪の毛は暗めの茶髪だが、最近になってベージュ系の色に染めるか迷っているらしい。
朝食を食べ終わると家を出る準備をする。
「おい、行くぞ。定期もったか?」
『あ、忘れてた。ちょっと待ってて、取ってくる。』
「早くしろよー、入学早々遅刻する気か〜?」
バタバタと階段を駆け上がる。
やれやれ…そういう蓮の声が聞こえた気がした。
『「行ってきまーす!」』2人で家を出る。
本当だったら両親と車で学校に行く予定だったのだが、明日から1人で登校するのに迷わないように今日だけ蓮と行くことにしたのだ。
私は方向音痴なので、迷うことは少なくない。
電車に乗って兄と入学式のことや高校のこと、そんな他愛もない会話をする。
私たちの学校は家からかなり離れている。
蓮はバレーボールの推薦で入学、私はなるべく地元から離れている学校に行きたくて受験した。
…もうあんな思いしたくないから。
乃蒼side
-ピピピピピ…カチッ
『ふぁ~。朝か…。』
カーテンを開けるとまぶしい太陽の光と雲一つない青空が顔を覗かせる。
『さっ。入学式の準備、しますか。』
私の名前は鈴木乃蒼。
身長は160センチぐらいで、ちょっと癖っ毛の茶髪のロングヘアだ。今日から高校生になる。
「おーい。朝食出来たってよー。降りてこーい。」
一階から声がした。
『はーい。いま行くー。』
今のは兄の蓮。
1歳年上の高校2年生で、私がこれから通う高校に通っている。身長は180センチで、男子バレーボール部に所属している。
髪の毛は暗めの茶髪だが、最近になってベージュ系の色に染めるか迷っているらしい。
朝食を食べ終わると家を出る準備をする。
「おい、行くぞ。定期もったか?」
『あ、忘れてた。ちょっと待ってて、取ってくる。』
「早くしろよー、入学早々遅刻する気か〜?」
バタバタと階段を駆け上がる。
やれやれ…そういう蓮の声が聞こえた気がした。
『「行ってきまーす!」』2人で家を出る。
本当だったら両親と車で学校に行く予定だったのだが、明日から1人で登校するのに迷わないように今日だけ蓮と行くことにしたのだ。
私は方向音痴なので、迷うことは少なくない。
電車に乗って兄と入学式のことや高校のこと、そんな他愛もない会話をする。
私たちの学校は家からかなり離れている。
蓮はバレーボールの推薦で入学、私はなるべく地元から離れている学校に行きたくて受験した。
…もうあんな思いしたくないから。