ここは会社なので求愛禁止です! 素直になれないアラサー女子は年下男子にトロトロに溺愛されてます。
「あとは……あー、やっぱり教えない! 大雅のいい所は私だけが知ってればいいし」

「えー気になるじゃないのっ! 教えてよ!」

「絶対教えない、じゃあ次は真紀さんの番」

「わ、私!? え〜……、あ! 料理が凄く美味い! 松田君の作る料理ってなんでも美味しいのよね」

「分かる分かる! 大雅って昔っから料理が上手いの! 施設で暮らしてる時もササっと炒飯とか作ってくれて、小さい子達も凄い喜んでたんだよね」

「松田君から小さい子って連想できないけど、面倒見は良いんだろうな〜」

 三杯目も届き、食べて飲んで話して、お互い五杯目まで飲んだ時には私はかなり酔いが回っていた。私特有の寒気も少しする。でも気を張ってればまだまだ大丈夫なはずだ。誠は強いと言ってただけあって顔色一つ変えていない。このままでは負けてしまいそうだ。
 それだけは避けたい。今日は目的があって誠を呼び出したんだから。

「真紀さんそろそろヤバいんじゃない? もう降参しなさいよ」

「ん……まだ大丈夫っ! 吐きそうになったら負けを認めるわ、だってどうしても誠さんと分かり合いたいから」

「頑固」

「お互いに」
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