ここは会社なので求愛禁止です! 素直になれないアラサー女子は年下男子にトロトロに溺愛されてます。
 松田は車のドアをさりげなく開けてくれエスコートをしてくれる。この男は出会った時からいつもスマートだ。
 スタッフに案内されレストラン内に入るとまるで外国に訪れたのかと思うくらい非日常的な空間。床は大理石で輝いており、上を見ればシャンデリアが煌びやかに輝いていている。壁に掛かっている絵もどれも個性的で目を引かれる物ばかり、素敵すぎてつい周りを見渡してしまう。
 さすがはクリスマスイブ、店内はカップルや夫婦が多くBGMのクラシックの音楽が静かに流れ、大人の雰囲気が漂っている。

 光沢のある白いテーブルクロスが上品な席に着くと既に料理は松田が注文済みだったのかスタッフが食前酒を注いでくれた。
 テーブルコーディネートも凄くクリスマス仕様で素敵だ。テーブル中央に飾られている花は真っ赤な薔薇。綺麗に折られたボルドー色のナプキンはもう芸術品の様だった。

「すっごく素敵な所だね」

「ですね、なんでこんな所誠のやつ知ってたんだろう」

 料理も運ばれて来て松田との何気ない会話を楽しみながらフレンチを堪能した。
 どれもちょうどいい量でやっぱりお肉が絶品。柔らかくて美味しかった。
 食後のデザートのフルーツのケーキもペロリと頂いた。
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