ここは会社なので求愛禁止です! 素直になれないアラサー女子は年下男子にトロトロに溺愛されてます。
 気持ちはどんどん昂り何度も何度も松田に好きだと伝えた。
 それに応えてくれるように松田も何度も私の名前を呼び何度も好きだと伝えてくれた。

 心地の良い身体の疲れを堪能する。汗でしっとりした肌が吸い付くようにピッタリとくっつき松田の胸にスリスリと頬を寄せた。

「ん? 甘えん坊さん?」

「たまには私も甘えたいのよっ」

 松田に出会ってからまだ数ヶ月。
 恋には奥手で慎重な私。むしろ恋を知らなかった私にいろんな気持ちを教えてくれた彼。
 冷たい態度の私に何度もまっすぐに思いを伝えてくれ気づけば、いつの間にか貴方に夢中になっていた。
 松田の真っ直ぐに気持ちを伝えてくれるところが好き。
 松田のふにゃっとした笑顔が好き。
 松田の熱く真剣な眼差しも好き。
 松田の作る料理も好き。
 眼鏡の松田も、眼鏡を外している松田もどっちも好き。
 色んな好きがこの数ヶ月で増えた。きっとこれからも増え続けると思う、それと同じで嫌なところも出て喧嘩をする事もあるかも知れない。
 そんなのも実はちょっと楽しみだ。

 もっと素直になれたら、もっと自信を持てるようになったら、いつかクローゼットにしまってあるあの真っ赤な下着を着けられる時が来るのかもしれない。

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