隣の席の一条くん。
「は?あんたに関係ないでしょ」

「でも一条くん、いつも国語の先生に指摘されているので――」


キーンコーンカーンコーン!


エリさんと話していたら、本鈴が鳴ってしまった…!


…やばいっ!


「じゃあ、…わたしは行きますねっ。ぶつかってしまって、すみませんでした…!」


エリさんに頭を下げ、急いで視聴覚室に向かおうとしたとき――。


「うざいんだよ」


陽が傾き、影のできた校舎内に重くて低い声が響く。
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