隣の席の一条くん。
あれ…、この声。


聞き覚えのある声に、思わず耳が反応する。


「またまた〜。そう言って、サボりにきたんじゃないの?」

「…まぁ、そんな感じっす」

「こらっ!せっかく3年生になってからは、真面目にしてると思ってたのに」

「真面目っすよ。じゃあ、ベッド借りまーす」


白いカーテン越しに聞き耳を立てていた。


…やっぱり、この声。


すると、カーテンの向こう側に黒い影が映った。
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