シンデレラは堅物会長の専属モデルになるようです
「悠は?」

「え? ……寂しかったです、ものすごく」


「そう、その言葉が聞きたかった」

「えっと」


「生徒会役員も大切だけど僕にとっては悠が一番大事だから。悠が僕がいなくてどう思ったか知りたかったんだ」

「とても心配で……だから無理はしないでください!」


私は紅蓮先輩に強く抱きついた。

自分自身を大切にしてほしいって願いを込めて。


「……ありがとう。もう今回みたいな無理はしない。約束する。だから泣かないで」

「本当に? 絶対ですからね」


「うん、絶対」

「わかりました。なら、明日は学校で待ってますね」


紅蓮先輩の言葉を聞いてホッとした。


「今日は来てくれてありがとう、悠。また明日学校で。家まで送ってあげたいけど外に出るとまた熱が出そうで……」

「病み上がりの人はベッドで寝ててください。はい、また明日です! 今日はそろそろ帰りますね」


私はスクール鞄を肩にかけ、紅蓮先輩の家を出た。
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