シンデレラは堅物会長の専属モデルになるようです
「……ん。これでいいですか?」


自分から言っておいてなんだけど、めちゃくちゃ恥ずかしい。


キスっていつも紅蓮先輩からだったから。


「うん、しっかり飲めたよ」

「それなら良かったです。あとは安静にして寝てくださいね」


「……わかった」

「あ、今マンガの続き書こうとか思いませんでした?」


「次のプロットだけでも考えておこうと思ってた。だけど悠に怒られそうだから今日だけは止めておく」

「無茶して倒れたんですから今日くらいはしっかり睡眠取ってください」


私と付き合う前は紅蓮先輩はどのくらい無茶をしたのだろう。ふと、そんなことを思った。


「僕がいない生徒会室はどうだった?」

「そうですね……。やっぱり生徒会長がいないと寂しい感じでした」


「それは誰が?」

「生徒会役員の人たちです。紅蓮先輩のこと、すっごく心配してましたよ」


紅蓮先輩は後輩からも慕われてるんだなって思った。

普段は堅物会長なんて呼ばれていても本当は優しい人だってことを生徒会役員の人たちは多分知ってる。
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