大好きなキミを、守りたいから。
「あの、叶美に関わりたいなら俺を通して貰わないと…」

「はあ??」


俺がそういうとガンが強そうな先輩はグッと俺に近づいてきた


「だーかーらー、叶美と関わりたいなら俺を通して」

「なんでこいつと関わるのにお前が必要なんだよ」


それは……


「とにかく、困ります。こんなドアの前で屯られたら」

「へぇ〜……俺わかっちゃった」


は???


俺とそのガンの強そうなやつで睨み合ってると、そのグループの中にいたやつが突然そう言い出した


一体何がわかったんだよ


「どっかで見たことあるな〜って思ってたんだよな、、」


まさか……


俺は嫌な予感を察して叶美の方に耳を寄せる


「走れるか」

「…う、うん……」


よし、それなら…


「あ〜!!!!!あんなところにUFOがいる!!!」


俺の抜群の演技にまんまと引っかかり、先輩たちいっせいに窓の方を向いた


未だ…!!!!


俺は叶美の手を引いて猛ダッシュで教室から離れた
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