幼なじみが天然無自覚すぎて困ってます。
ふふっ
当たり前だよ〜。生まれた時から一緒だからね。

「じゃ、またあとでな、雫。」

「うん!」

そう言って自分の席に着いた新。
そしたら…

「ねねっ!雫はさ!天馬くんのこと、好きにならないの?」

私の前に座ってた美羽が私に声をかけてきた。

「え、好きだよ?」

そりゃもう、きっと誰よりも新のこと好きだと思うけどなぁ…

「そうじゃなくて!!!」

「へ?」

「恋愛対象として!天馬くんのこと見てないの?!」

レンアイ…タイショウ……。

「えぇ!?ないない!第一、あの容姿だよ!?私なんかが釣り合うわけないって!」

新は国宝級のイケメン。
そんな彼に極平凡な私が釣り合うとでも!?

…無理があるって…
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