幼なじみが天然無自覚すぎて困ってます。
「やばいやばい!!新、先行ってていいよ!」

「雫置いて行けないよ。玄関で待ってるから早く来てね」

「う、うん」

新、優しい…
なんか漫画のヒロインになったみたい...
ってそんなこと考えてる場合じゃない!急がなきゃ!!

*

「行ってきます!!____新お待たせ!」

「ん、」

新が私に手を出す。

「どーしたの?」

「走るよ!引っ張るから」

「了解!」

私たちは手を繋いで走り出した____。

*

「ハアハア、、 」

ーガラガラ

「セーフ!!」

「ギリギリだね」

なんとか間に合った私たち。

「美羽〜おはよう」

「おはよう2人とも」

「はよ」

ん?なんかニヤニヤしてる美羽。

「…で、いつまで手繋いでるの?」

「て??…あ、手!新ごめん」

「別に...いいよ」

「あ!!今何時?!」

「8時39分」

「あと1分遅かったら遅刻してた〜あぶない」

「誰かさんが寝坊したからね」

「すみませんー」

「丁度電車来たからよかったけどな」

「相変わらず仲がいいなぁお2人さんは」
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