丸重城の人々~後編~
中也「いいなぁ、流風」
玄「流風は強いもんね!」
泰成「なんで、あんな強いんだ?アイツは」

流風「姫の手、ちっちゃ…可愛い~!」
柚希「流風くんも、足ついてる?」
流風「うん。
ほら!俺達男はみんな、身長180以上あるからね!」
柚希「そう言えば、余裕だね!男性は」
大翔「柚はどうやってんの?」
柚希「立ち泳ぎ。全然、足がつく気配さえない」
流風「フフ…だろうね!」
大翔「柚、ちいせーもんな!」
流風「身長、何cm?」
柚希「最近、全然測ってないからなぁ。
大学生の時、150cmだった」

大翔・流風「150!!?」
柚希「え?」
大翔「30cm以上も差があったのかよ……!?」

中也「そこ!三人で楽しむな!」
玄「話に入れてよ!」
泰成「何の話?」
流風「姫、身長150しかないんだって!」

「「「150!?」」」

柚希「え?そんな驚くとこ?」
将大「可愛いなぁ」
響子「でしょ?子どもみたいなのよね…」
英里「童顔ですしね!」
篤子「私達は160はあるもんね!」
文乃「まぁ、男からしたらこれ以上ない可愛い女だよね!」
恵麻「性格も、可愛らしいですもんね!」

柚希「また、みんなでからかうんだから…/////」
「「「可愛い~~!!」」」

その後、泳いだり遊んだりしている一行。
柚希は相変わらず、大翔と流風と手を繋いだままプカプカと浮いていた。
柚希「二人共、ごめんね…
遊べないよね?」
大翔「俺は柚といれれば、何でもいい。
流風は遊んだら?俺がいればいいし!」

流風「ううん。姫といたいから!
何より手を離したくない!」

大翔「お前なぁ……」
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